スタッフブログ

門脈体循環シャントのメイちゃん

皆さん、こんにちは(*^_^*)

看護師の小原です。

久しぶりのブログ更新になってしまいましたcrying

今年も残り1ヶ月をきりました、あっという間ですね・・・

 

今回のお話は「門脈体循環シャント」(PSS)の治療のために入院していた

トイ・プードルのメイちゃんをご紹介しますblush

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メイちゃんは生後2ヶ月齢頃より、間欠的に神経症状を起こすようになり、

精密検査(CT/MRI)をおこなった結果PSSであると診断されました。

PSS レントゲン2手術時に撮った造影レントゲン画像

赤い矢印で示しているのがメイちゃんが生まれつき持ち合わせていた血管です。

この血管があることによって、肝臓に正常に血液が送られることなく、本

来なら肝臓で解毒されるはずの毒素を含んだ血液が全身に運ばれてしまいます。

そのため痙攣発作やふるえなどの神経症状を引き起こしてしまうのです・・・

メイちゃんはこの血管を結紮する手術を受けるために当院に来院されました。

 

PSS レントゲン1シャント血管結紮後のレントゲン画像

赤矢印の血管が消えて木の枝のような血管が広がっているのがわかります。

こちらが本来正常な血管の巡り方なのです(>_<)

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術後は3日間安静にする必要があるためICUでゆっくりしてもらいます。

メイちゃんは特に異常なく過ごしてくれたため、4日目に退院となりましたenlightened

IMG_1417退院前のメイちゃん♪

小さな身体で良く頑張ってくれました!!

 

門脈体循環シャントについては、以前院長が「知って得する病気」シリーズに詳しく書いてくれていますので、参考にしてみてくださいm(__)m

 

 

 

2016年12月05日 カテゴリー:スタッフブログ